チェーン清掃してますか~?

チェーン清掃は、バイクメンテナンスの中でも、特に時間がかかる作業です。
理由は単純で、
- 汚れが頑固
- 手が汚れる
- 道具が多い
- 作業工程が多い
この4つが重なるからです。
しかし、実はチェーン清掃は「段取り」と「道具選び」を最適化するだけで、所要時間を半分以下にできます。
プロの整備士が短時間で作業を終えるのも、技術より“準備の効率化”が大きい。
この記事では、 「最短15分で終わるチェーン清掃」
を目指すための具体的な方法を紹介していきます。
では、はじまり~はじまり~
チェーン清掃を最速で終わらせるためには
これだけ読めば、内容がわかる目次
最速化の鍵は“準備”にある 準備するもの
チェーン清掃は、作業を始める前の準備でほぼ勝負が決まる。 特に重要なのは以下
● ① 準備するもの (必要な道具を一箇所にまとめておく)
最速で終わらせたいなら、道具を取りに行く時間をゼロにすることが重要ですね。
最低限必要なのは以下。
1.チェーンクリーナー
2.チェーンルブ
3.ウエス(使い捨て推奨)
古くなったTシャツでも可。どうせ作業終了後は捨てちゃいます。
4.ブラシ(3面ブラシが最速)
5.ゴム手袋(軍手でも可)
6ダンボール or 汚れ防止シート
これらを「チェーン清掃セット」として箱にまとめておくと、
準備時間が一気に短縮できます。
● ② 後輪を浮かせられる環境を作る
センタースタンドがないバイクは、メンテナンススタンドがあるだけで作業時間が半分になるかと。

僕はメンテナンススタンドを推奨します。
後輪を回せるかどうかは、清掃スピードに直結します。

メンテナンススタンドはちょっと高価なので
これでも代用できます。
特に、こいつ、有った方が楽ですよ。^^
僕は、はじめローラースタンドで作業していましたが、
作業性が悪かったので、メインスタンドとフロントスタンドを買っちゃいました。
長期的に、自分でメンテするのであれば、こちらの方が良いかもです。
● ③ 汚れが飛び散らないように養生する
ダンボールをスイングアームの裏に差し込むだけで、飛び散り対策が完了します。
これをやるかどうかで、後片付けの時間が大きく変わります。
第3章:最速で汚れを落とす“正しい順番”
チェーン清掃は、順番を間違えると時間が倍になります。
最速で終わらせるための黄金ルートはこちら。
① チェーン全体にクリーナーを吹きかける
まずはチェーン全体を濡らすようにクリーナーを吹きかける。 ここでケチると汚れが落ちにくくなり、結果的に時間がかかる。
② 3面ブラシで一気にこする
3面ブラシは、
- 外側
- 内側
- 上下 を同時に洗えるため、普通のブラシより圧倒的に早い。
後輪を軽く回しながら、チェーン全体を一周こすればOK。
③ 追加のクリーナーで汚れを流す
ブラシで浮いた汚れを、クリーナーで一気に流す。 ここでウエスを使って軽く拭き取ると、仕上がりが早くなる。
④ ウエスでしっかり乾拭きする
チェーンルブを吹く前に、チェーンを乾いた状態にしておくことが重要。 水分やクリーナーが残っていると、ルブが定着しにくくなる。
⑤ チェーンルブを薄く均一に吹く
最速で終わらせたいなら、ルブは「薄く・均一に」が鉄則。
厚塗りすると飛び散りやすく、後で掃除が増える。
第4章:時間を短縮する“道具選び”のコツ
最速化のためには、道具選びが非常に重要です。
● ① 速乾性クリーナーを選ぶ
速乾タイプは乾くのが早く、拭き取りも少なくて済む。 結果として作業時間が短縮される。
● ② 3面ブラシは必須
普通のブラシより3倍早い。 チェーン清掃の時間短縮に最も効果があるアイテム。
● ③ ウエスは使い捨てが最強
洗う手間がゼロになるため、後片付けの時間が大幅に減る。
第5章:作業時間をさらに短縮する裏技
ここからは、さらに作業を早くするためのテクニックを紹介する。
● ① チェーンを温めておく
走行直後のチェーンは温かく、汚れが落ちやすいです。
冷えたチェーンより作業が圧倒的に早いですよ。
● ② クリーナーを“浸透させる時間”を短縮する
クリーナーを吹いたら、すぐにブラシでこすってもOK。
最近のクリーナーは浸透が早いので、待ち時間はほぼ不要。
第6章:最速で終わらせるための注意点
スピードを重視するあまり、やってはいけないこともあります。
絶対ダメ
● ① エンジンをかけたまま後輪を回さない
2度書きます。エンジンをかけたまま、後輪を回して作業しない。
これは非常に危険です。 最速どころか、重大事故につながります。
指を持っていかれる可能性がありますので、絶対やめてください。
● ② クリーナーの吹きすぎに注意
多すぎると乾拭きの手間が増える。 必要な量だけ使うのがコツ。
● ③ ルブの厚塗りは逆効果
飛び散りが増え、掃除の手間が増える。
第7章:まとめ 〜最速で終わらせるための黄金ルール〜
最後に、この記事の内容を簡潔にまとめます。
- 道具は一箇所にまとめておく
- 後輪を浮かせられる環境を作る
- 3面ブラシを使う
- 速乾クリーナーを使う
- クリーナー → ブラシ → 乾拭き → ルブ の順番を守る
- ルブは薄く均一に
- 走行直後の温かいチェーンが最速
この流れを習慣化すれば、チェーン清掃は 「面倒な作業」から「15分で終わるルーティン」 で終わるかと。
マメにメンテナンスしておくと、バイクの不調にも早く気が付く事が出来るし
部品の寿命も延ばすことができて、良い事しかありません。
3か月に一回、長くとも6か月に一回のペースでどうぞ!!




















