ツーリングに出かけると、
走ること自体が一番の目的…のはずなのに、
到着した先でついついやってしまう“謎の行動”があると思いませんか?
誰かに教わったわけでもないのに、
全国のライダーが、多分同じようにやっている行動。
まるで無意識のうちに、受け継がれる「儀式」のようです。^^
今回はそんなツーリング先での“謎の儀式”を、
需要無視で、綴って(つづって)見たいと思います。
実体験や仲間とのエピソードを交えながら紹介していきます。
読んでいる方もきっと「あるある!」と頷いてしまうはず。
まずは、はじまり、はじまり~!!
これだけ読めば、内容がわかる目次
駐車場でバイクを眺める、至福と安堵の時間
ツーリング先に到着すると、まずは駐車場にバイクを停めて一息つきます。
エンジンを切って、ヘルメットを外し、
グローブを脱いだ瞬間、ふっと肩の力が抜けます。
その後、なぜか全員が自分の愛車を無言で眺める時間が始まるのです。
「今日もトラブルなく走ってきてくれたな(感謝)」
「やっぱり自分のバイク、かっこいいな(笑)」
そんな気持ちを胸に抱きながら、誇らしげに眺めるあの時間。
バイクに感謝しながら、じっと愛車を眺める。^^
これはライダーにしか分からない“儀式”の
第一幕じゃないでしょうか?
ヘルメットを外した瞬間の“頭ポリポリ”
長時間ヘルメットをかぶっていると、どうしても頭がムレますよね。
到着してヘルメットを外した瞬間、
ほとんどのライダーが「ポリポリ」と頭をかきます。
特に夏場は汗で髪がペタッとするのに、
整えるわけでもなく、ただ無意識にかいてしまう。
不思議と隣を見ても同じ動作をしている仲間がいて、笑ってしまうこともあります。
これもツーリング先でよく見かける定番の“儀式”です。
ご当地ソフトクリームで乾杯
ツーリング先でほぼ確実に発生するのが「ソフトクリームタイム」です。
道の駅でも観光地でも、
なぜかソフトクリームが置いてあると、吸い寄せられるように買ってしまいます。
しかも真夏はもちろん、
冬の寒空の下でも「せっかくだから食べよう」となるのが面白いところです。
ライダーにとってソフトクリームは季節を問わないご褒美グルメなんです。
儀式というよりは、”呪い”と言っても過言ではないかと、個人的には思います。
さらに必ずやるのが「写真撮影」。
ソフトクリームを片手に愛車を背景にした写真を撮り、
SNSにアップするまでが、一連の儀式といえるでしょう。
ソフトクリームセレモニー集
バイクの集合写真撮影タイム
仲間と走っていると、必ず行うのが「バイクを横一列に並べる儀式」です。
まるで整列するかのように、きれいに並べて記念撮影をします。
面白いのは、ライダー本人よりもバイクが主役になりがちなところ。
本人は映らず、バイクだけが写っている写真も多いです。
後から見返すと「ここどこだっけ?」となることもありますが、
その瞬間の楽しさは写真を見れば一発で蘇ります。
謎の「トイレタイム」シンクロ
ツーリング先でよくあるのが、「誰かがトイレに行くと言ったら、全員がつられて行く」現象です。
「俺もちょっと行っとくか」
「ついでだから行っとこう」
そんな風に、なぜか全員が同時に席を立つ。
不思議と体内時計がシンクロしているのか、
ライダーならではの集団心理が働いているのか…。
これもまた、自然と生まれるツーリングの“儀式”です。
お土産売り場で「バイクに積めない問題」発生
観光地といえば、お土産売り場。ご当地のお菓子や名産品に心惹かれますが、
ここで必ず直面するのが「バイクに積めない問題」です。
「これ欲しいな」
「でもシートバッグに入らない」
「持ち帰る途中で潰れるかも」
そう思って結局、無難にステッカーやキーホルダーを買って済ませる人が多いです。
これもツーリング先での“あるある儀式”のひとつですね。
帰路前の「装備チェック儀式」
帰り道に出る前に、必ず全員が行うのが「装備チェック」です。
グローブをはめ、ジャケットのチャックを閉め、ヘルメットをかぶり、インカムの電源を確認します。
そして誰かが「準備できた?」と声をかけると、全員が無言で頷く。
その一瞬のシンクロに、妙な一体感を覚えるものです。
これこそがライダーの“無言の儀式”といえるでしょう。
おわりに
ツーリング先での“謎の儀式”は、決して誰かが決めたルールではありません。
でもなぜかライダーならば、自然とやってしまう。^^
駐車場で愛車を眺めること、ご当地ソフトクリームを食べること、
トイレ休憩のシンクロ…。
それらは単なる行動ではなく、ライダー同士をつなぐ共通体験かもしれません。
こうした小さな儀式があるからこそ、
ツーリングはただの移動ではなく「思い出」に変わるんじゃないかと。
次に走りに行ったときは、ぜひ自分の“儀式”を意識してみてください。
きっと「あるある!」と笑ってしまうはずですよ。