ツーリング 観光 番外編

赤神神社五社堂へのアクセス完全ガイド!必見”鬼”が一晩で作った999の石段

投稿日:2023年2月26日 更新日:

今から800年前?に、鬼が一晩でつくったとされる石段 999段を

登ってきました。(笑)

その石段は、秋田の男鹿半島にあります。

 

ハイ、「なまはげ」で有名な秋田の男鹿半島です。

「なまはげ」……..考えてみれば、すごいネーミングです。

 

若くて髪が無いのは、ワカハゲ

すっかり髪が無いのは、マルハゲ

秋田にいるのは、なまはげです。

 

ナマでハゲているから「生剥げ(ナマハゲ)」

「生禿げ(なまはげ)」

怖いですね。(笑)

 

……..冗談はこの辺でやめときますが、

 

秋田県男鹿地方に古くからある伝統行事

正月にナマハゲ(鬼)の恰好した、大人達が村々を練り歩きながら

 

「泣く子はいねがー(いないか?)」

「いう事をきがね子、いねが-(いうことをきかない子、いないか)」

 

といかつい声を出して、怒鳴りながら

小さい子を戒めながら歩きまわるという、この男鹿独特の風習です。

 

 

そのナマハゲのルーツとなる鬼が赤神神社の五社堂に祀られているそうで……

(ここです↓ 五社堂)

しかも、その祀った五社堂に行くまでの石段 999段を

その鬼たちが積み上げたという伝説まで………

 

なんで、鬼が石段を積み上げたのか、不思議ですよね……

 

調べました(笑)

 

下のほうで調べて解説してますんで、お楽しみに

 

何度か、男鹿を訪れてはいましたが、

初めて鬼が作ったと伝説のある階段を上りました。

なんともすごい建物 荘厳すぎて、びっくりしました。

 

…….では、はじまり、はじまり~

 

 

赤神神社 五社堂アクセスと駐車場

 

赤神神社五社堂 遥拝殿から徒歩で行く方法もありますが

五社堂駐車場からたどり着く方が楽だと思います。

 

五社堂駐車場はここっす↓


名称 赤神神社五社堂

アカガミジンジャゴシャドウ

創建年代 鎌倉末期

住所 秋田県男鹿市船川港門前

連絡先 問合せ先 電話番号:0185-24-9103

アクセス方法 ・男鹿駅からバスで30分

 

赤神神社 五社堂 駐車場の風景

車は約20台くらいは置ける無料の駐車スペースがあります。

 

実はこの駐車場から見える景色も結構きれいです。

遠くに見える青が、海と空の青です。

美しい岬が見えます。

マジで、美しい風景です。^^

 

赤神神社 五社堂 鬼が作った石段を上る

 

ルートは2通り

赤神神社五社堂 遥拝殿からある五社堂入口から上るルートと

五社堂駐車場から上るルート

 

僕は五社堂駐車場から上りました。

 

赤神神社五社堂 遥拝殿にある巨大ナマハゲ像(門前のなまはげ立像)を通り過ぎて、

車で山の方へ、道なりに向かって2分位五社堂駐車場があります。

 

 

 

赤神神社 五社堂へ鬼の作った石段

五社堂駐車場から10m位歩くと、五社堂への道が現れます。

「登山道入口」と標識があります。

 

登山という言葉に少しビビります。

すぐそばには池があります。

そして、すぐそばには、休憩所があります。

 

鬼の作った石段の解説がありました。

(五社堂の時代背景や、鬼の伝説が解説されています。)

30m位進むと、鳥居が見えてきます。

 

鳥居をくぐるとすぐに石段が……

この石段も鬼が積んだのかな~?と古きに思いをはせながら

歩くと、すぐに休憩用のベンチが

 

はい、すこしすぎると、石段本番です。

標高差は80mほど。
画像で見るよりも実際はもっと石段は急で、

かなりデコボコで歩きにくいです。

鬼が積んだ石段伝説にふさわしい、武骨であらあらしい石段です。

雨が降っていたら、確実に足を滑らせます。

非常に危ない石段だと感じました。

手すりもありませんし、入り口に書かれていた「登山道」という

言葉は正しかったのだと実感できます。

 

コケたら確実に怪我します。

 

しかし…..石段に使われている石、相当な重さがあるし、でかい。

人の手で積み上げるには、難しい重さと大きさです。

 

こんなでかい石、どうやってここまで運んだんでしょう?

こんな大きい石がこんな険しい山に運んだとすれば、

なるほど、鬼が積み上げた伝説ができても、おかしくは有りませんね。

 

一人納得しながら、上り続けました。

結構な勾配があり、しかも、段差の大きな石段

あわせて、不均一で凸凹している岩石

体力に自信がない方は、お薦めしません。

 

15分位上ったところで、鳥居が見えてきます。

五社堂境内に入ったことを知らせる看板

鳥居をくぐります。

この時点で、途中何度か休憩してます。

かなり、かなーりハードな石段です。

 

御手洗いの池

巨木が林立する空間に「御手洗の池」があります。

「御手洗の池」が五社堂の手水舎だったのでしょうか?

流れは中島を囲むように360度つながっている不思議な池でした。

姿見の井戸

この井戸はちょっと恐い言い伝えがある井戸で、
中を覗くと、井戸の水面に自分の姿が写らなかった場合、
命が長くないことを伝えると言う、

何とも怖い逸話のある井戸なんです。

僕はビビり~なものですから、勿論覗いたりしませんでした。

だって、ねえ…….怖いじゃないですか(笑)

覗いた者の余命をあらわすとされる“姿身の井戸(すがたみのいど)”

命名した方はセンスあります。

 

「姿身の井戸」

怖いですよね~

 

勇気のある方は、是非覗いて、試してください。

僕は無理です(笑)

 

赤神神社 五社堂

姿見の井戸を通り過ぎると

15m位歩くと、かすかに五社堂の姿が現れてきます。

木の間から見える姿は、ちょっと不気味で怖い感じ……

 

向かって右から「三の宮堂」「客人権現堂」「赤神権現堂」「八王子堂」「十禅師堂」の

5つの社殿が横並びにそびえる風景は圧巻ですね~

ラッキーなことに、参拝者がほとんどいなかった。

静まり返った山中ですが、こんな素晴らしい風景を独り占め出来ました。

 

感動で忘れる所でしたが、5つの社殿の右端の「三の宮堂」の手前にある社務所のなかに「逆さ杉」が保管されています。

この杉も赤神神社五社堂の名物の一つで1000の石段を積めるかどうかの賭けに負けた鬼が

悔しさのあまり千年杉を引き抜いて、逆さに地面に突き刺したものの名残りとされる伝説の杉なんだとか。

 

せっかくここまで来たら見れるかな~と思っていたんですが

残念ながら鍵がかかっていました。

 

 

 

扉が開かれていたのは「赤神権現堂」のみでした。

 

 

赤神神社 五社堂 家族連れは有りか?

 

小学生低学年には結構きつい石段かもしれません。

あと、体力に自信のない方へは、おすすめしません。

 

それ以外であれば、赤神神社五社堂は、一度拝顔するべきです。

 

赤神神社 五社堂 注意事項

 

鬼が作った石段です。舐めてはいけません

登るとき、4つの注意事項を守ると、吉です。

 

1. 雨の日はやめた方がいい。
  (滑って転ぶとマジで危険な石段です。)

2. ハイヒールなんてもってのほか…..せめてスニーカーで登ってください

3. 夏は飲み物、タオル持参で

4. 夏は虫よけスプレーは必須
   (僕は蚊に刺されました。)

 

ちなみに僕はバイク用のブーツで上りました。
1年ちょっと履いたブーツですが、靴擦れをおこしちゃいました。

舐めちゃいけません。

 

 

鬼が作った石段999段の伝説ってなに?

 

赤神神社の看板にも解説されてありましたが、

上手に説明された記事見つけましたので、参考までに転載しておきます。

 

このなまはげの発祥となるのが赤神神社 五社堂に伝わる伝説です。

その有名な伝説によれば、漢の武帝が5匹の鬼を家来として連れ男鹿へやってきたそうです。

 

そして年に1日だけ正月時期に鬼たちに休日を与えた時の出来事が伝説として現代に至るまで伝えられています。

どんな伝説でしょうか?興味がそそられるこのなまはげ伝説に迫ってみましょう!

 

その伝説では、年に1日だけ与えられる正月の休日に喜んだ5匹の鬼たちは人里へ下りて行きます。

そして鬼たちは、作物や家畜を奪って大暴れし、里の娘までさらっていくようになったそうです。

 

困った村人たちは、千段の石段を一晩で築くことを条件に、1年に1人の娘を差し出す約束をします。

ただしそれができなければ二度と里には降りて来ないようにと鬼たちに約束をさせました。

 

そして鬼たちはあと一段というところまで石段を積み上げましたが、

村人たちの声真似なのか夜明けの一番鶏の鳴き声に諦め、

怒り狂い手近にあった杉を引き抜きながらも約束通り山奥へと帰っていったという伝説です

現存している赤神神社 五社堂は鎌倉時代にあたる1216年に叡山山麓の山王上七社を勧請したことが始まりとされています。

現存している社殿は江戸時代中頃の1710年に建てられたもので、平成の大修理を経て当時の様子を現在に伝えています。

赤神神社の名称の由来は主神として赤神(漢の武帝)を祀ったためとされています。

 

また5つのお堂(五社堂)は武帝が家臣として連れていた5匹の鬼を祀っているとも言われています。

建立から後世になって神仏習合の関連があり、

五社堂の各棟を十禅師堂、八王子堂、中堂(赤神権現堂)、客人(まろうど)権現堂、三宮堂と呼称するようになりました。

 

また、赤神(漢の武帝)を祀る場所として奥宮(おくみや)が男鹿三山の山頂にあります。

赤神神社 五社堂にはなまはげのルーツとなる武帝の家来5匹の鬼が祀られていると伝えられています。

さらに鬼も両親と子どもたちという、男鹿には鬼の子孫がいるかもしれない?と想像が膨らむ言い伝えもあるようです。

いずれにしても、昔話や言い伝えによくある教訓が含まれて伝わっているのかもしれませんね。

出典元:https://traveroom.jp/akagamijinja

赤神神社 五社堂 御利益

赤神神社五社堂では社務所で書き置きの御朱印(1種類)とお守りを購入できます。

さて、ご利益の件^^

 

赤神神社の主祭神はニニギの命とする文献が存在しています。

神社公式サイトでは五社堂の主神は赤神と記載されていました。

 

そのため二人の神様のご利益について紹介しておきます。

【ニニギの命】

ニニギの命は天皇家のご先祖様である、天照大御神の孫にあたる神様です。

『古事記』では”天孫降臨”の話で活躍しました。

この話の中でコノハナサクヤ姫という絶世の美女と結婚しています。

ちなみにイワナガ姫という可愛くない神様を追い返すなど、現代だと炎上しそうなエピソードを持っています。

【ニニギの命のご利益】

五穀豊穣
国家安泰
家内安全

【赤神】

赤神は日本の神様ではなく古くから「漢(古代中国)の武帝」とされています。

自身を”赤神”と称した武帝が天から降りてきたという伝説もあるようです。

【赤神のご利益】

厄災除け
病魔退散
健康長寿
身体壮健

 

赤神神社 五社堂 鬼が一晩で作った伝説の999石段 まとめ

漢の武帝が5匹の鬼を家来として、連れ男鹿へやってきた伝説

鬼の乱暴を止めるために村人が申し出た「一晩に千段の石段を作れるならば娘を差し出す、出来なければ山に帰ること」という賭けを承諾した鬼たちが、

999段まで作り終えたところで、村人の一人が鶏の鳴き真似をして乱暴を止めさせたと言われている。

 

娘を差し出されて、賭けに乗る鬼たち(5匹?)

伝説を聞くに、賭けに負けたら、物分かりよく、約束を守って山に帰るなんて、律儀な鬼です。

階段も、武骨ながら律儀に999段積み上げたんでしょう。

案外いい奴かもしれません^^

 

いや、このとき親分である、漢の武帝は何してた??

この賭けを飲んだのは(承諾したのは)、漢の武帝か?

 

この伝説が本当だとすると、案外この鬼、使役として使われていて

本当に悪い、黒幕は漢の武帝か?

 

では、この漢の武帝どうやって、鬼を手下にしたのだ??????

 

 

いろんな事妄想しながら、鬼の作った石段を降りてきた、高所恐怖症ライダーでした。

機会があれば一度見てください、後悔はしないと思います~^^

 

 

観光スポットも多いんでチェックしてみてください↓

 

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ではまた~

 

 

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時期は少々早くなりますが

八郎潟もいいですよ^^

(4月下旬から5月上旬にかけて桜が咲くころ!)

 

11㎞に渡っての桜並木は圧巻です。

マジですごい光景です。^^

 

興味ある方は是非

八郎潟 桜祭りと菜の花ロードをツーリング!夢の情景を楽しむ!!を見る⇒

 

ではまた~

 

 

 

 

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