「強首温泉 樅峰苑」さんへ日帰り入浴してきました。
「強首温泉 樅峰苑」=こわくび温泉 しょうほうえんと読みます。
秋田は大仙市にあります。
秋田市からだと、電車やバスを乗り継いでもたどり着けますが
車での移動が楽です。
温泉街でもない民家に、ポツンと一軒だけこの温泉宿はありました。
(ナビが無ければ見逃してしまいそうな感じです。)
周りは、のどかな田園風景が広がります。
温泉自体の歴史は比較的に浅く(…….といっても十分古いですけど(笑))
昭和39年、強首大場崎地区の田園の中で天然ガスを試掘するためのボーリング調査を行ったところ、ガスではなく大量の天然温泉が湧出しました。
それが強首温泉の始まりです。
樅峰苑さんもそこから温泉を引いていましたが
平成20年2月、当苑敷地内での温泉ボーリングに成功。
現在の豊富な湯量による源泉かけ流しの温泉となりました。
出典元 強首温泉 樅峰苑ホームページ https://syohoen.net/syohoen/ より
また、強首温泉 樅峰苑さんの建物自体は
およそ100年前(1914年強首地震の3年後)の建造で、
その価値から「登録有形文化財」に指定されています。
見るからに、大正ロマン
ノスタルジックな気分を満喫できますね~
これで、宿泊もできて、温泉にも入れるんですから、贅沢ですね(笑)
お風呂はこんな感じでしたよ~
これだけ読めば、内容がわかる目次
強首温泉 樅峰苑 日帰り温泉は至福
僕が温泉に入ったときは、他にお客さんが一人
そのお客さんも5分位であがって行ったので、実質、僕一人
貸し切りです。(笑)
ラッキーです。^^
(画像出典元 強首温泉公式HP https://syohoen.net/hotspring/ より)
非常に濃い緑色?のお湯(光の加減で褐色にも見える)
ただし、湯口では無色透明
(画像出典元 強首温泉公式HP https://syohoen.net/hotspring/ より)
油層から湧き出ている温泉なのでほのかな油臭が漂っています。
お湯の循環も消毒もなし、加温加水なし、の「完全放流」の心地よい湯
外観は古い歴史的建造物ですが、温泉浴場はリホームされています。
(画像出典元 強首温泉公式HP https://syohoen.net/hotspring/ より)
泉質は、世界的にも珍しい、含よう素-ナトリウム-塩化物強塩温泉で、泉温度は約49.8度。
溶存物質量が1kg中22.24gという、温泉成分が【濃い】ことが特徴です。
きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症、筋肉痛、関節痛、腰痛症、神経痛、糖尿病、病後回復期、疲労回復、健康増進に効能があります。
出典元 強首温泉 樅峰苑ホームページ https://syohoen.net/syohoen/ より
(画像出典元 強首温泉公式HP https://syohoen.net/hotspring/ より)
湯加減は熱くもなく、ちょうど良く、湯舟に横たわると、
とっても気持ち良くて、眠りそうになりました。
ほぼ貸し切りです。(笑)
隣の女湯のほうからは、こどもさんの笑い声と、お母さんの笑い声が
微かに漏れてきて、
なにやら、
自分の娘や息子の小さいころを思い出し、ほっこりしました。
まじで、いいお湯
「日本秘湯を守る会」会員宿にもなっているのも納得です。
日帰り客様にドライヤーも常備されています。(無料です)
じゃらんと、楽天トラベルには、湯舟の詳細画像が提供されています。
こんな感じの温泉だそうで……
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強首温泉 樅峰苑 館内風景
玄関を入ると
日帰り入浴は、午前11時から午後6時までの営業
午後5時が最終受付です。
玄関を入ると、エントランスとなっています。
お土産や、おかし、ジュ-スなど飲み物が売ってます。
玄関を入って、すぐ左を見ると
美しい玄関? こちらは、宿泊客専用レーンですね……..
受付で、650円を払います。
ロッカーは有りませんので、貴重品は受付で預かってくれます。
僕は、手荷物と上着を預かってもらいました。
受付のすぐ横が大浴場です。
階段は、宿泊客専用で、日帰り入浴の場合は、入る事ができません。
(この温泉、宿泊だと内湯と露天風呂を堪能できます。
宿泊客の特権ですね………今度泊まりに来ようかな………)
何気にお土産コーナーに置かれていたカエルの木魚?
妙に惹かれました。(笑)
買っちゃおうかな~とかなり悩みました。(笑)(結局買いませんでした)
強首温泉 樅峰苑 外観風景 登録有形文化財は大正ロマン
外から見ると、こんな感じ
大正ロマンといった言葉がぴったりです。
こちらが宿泊客専用玄関
庭の奥にいってみると…….
こちらが、宿泊客専用露天風呂(……….入浴してえええ)
泊り客専用なので、日帰り入浴のお客さんは、入浴できません。
泊り客の特権ですね
中を見てみたいですよね~
じゃらんと、楽天トラベルには、詳細画像が提供されています。
こんな感じの温泉だそうで……
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強首温泉の”泊り客専用”の露天風呂を楽天トラベルで見てみる⇒
そのわきには敷地内に鳥居があって、神様を祀られていました。
強首温泉 樅峰苑 駐車場事情
駐車場は敷地内にあります。
母屋の脇の道を通り抜けると 約10台位置けるスペースがあります。
無料です。
夜の建物も渋い。このような建築に泊まれるとは贅沢なことだ pic.twitter.com/NCSKKdK0cZ
— ロプロス (@ropross) October 23, 2017
強首温泉 樅峰苑 アクセス
〒019-2335 秋田県大仙市強首字強首268
TEL 0187-77-2116
FAX 0187-77-2117
強首温泉 樅峰苑 公式サイト:http://www.shohoen.net/
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夜は、夜で風情があるんです。^^
夜の建物も渋い。このような建築に泊まれるとは贅沢なことだ pic.twitter.com/NCSKKdK0cZ
— ロプロス (@ropross) October 23, 2017
強首温泉 樅峰苑 まとめ
強い首と書いて、「こわくび(強首)」と読みます。
「つよくび」ではなく、「こわくび」
なにやら、怖ささえ伝わってくる名前です。
なんとも、絶妙なこの読み方の由来は、強首温泉のフロントに書かれてました
郷土史には、綱引きの民話に由来すると書いてあるそうです
しかし「実は「日本書紀」の仁徳記に出てくる人身御供(人柱の犠牲者)の名である」とあります。
綱引きの民話?……
なぜか納得できないな~……と思って調べてみると、
一説には、
今から400年程前の慶長の頃まで、この辺は「強巻(こわまき)」と言われていたが、
それが慶長以降に「強首(こわくび)」という地名に変わったと。
その理由が、「茨田(まんだ)の堤」を築く際に人柱として犠牲になった武蔵国の「強首」の名を、
佐竹藩からこの村に派遣された工事担当者の武士が、水害と戦って川工事を繰り返したこの村に付けた為だと…..。
うーん….まだ納得できない
また、一説には
昔大仙市で栽培する稲穂が、病気に強かったことにちなんでいるとか、
……稲穂が一番納得できるような(笑)
名前一つとっても、いろいろと逸話が出てくるものです。
いずれにせよ、いい温泉でしたよ。
日帰り入浴は650円
みなさんも、大正ロマンをお楽しみください
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「乳頭温泉「鶴の湯」秋田、田沢湖の秘湯へツーリング」 の記事へ行く⇒
抱返り渓谷の神秘のブルー、そして知る人ぞ知る心霊スポット?⇒
紅葉を観たら、是非温泉に入ってみて下さい。
近くには、キャンプ場もあるトコトン山キャンプ場もあります。
東北でも数少ない、天然温泉を兼ね備えた、キャンプ場です。
そして、泥湯に来たら、是非近隣の観光スポットをチェックしてみて下さい。