ツーリングの寄り道として、秋田の赤田の巨大木造大仏を見てきました。
全高9mの大仏で、重層の大仏殿に納められている……….
秋田にこんなデカい、しかも木造の大仏があるとは知りませんでした。
やはり、東北をなめてはイケません。(笑)
秋田県由利本荘市赤田地区にある長谷寺、
曹洞宗の寺院で、秋田県三十三観音霊場第8番札所
この寺に安置されている高さ9m、木製金箔押しの十一面観音立像は通称「赤田の大仏」
奈良県・桜井市長谷寺、鎌倉市長谷寺と並んで、
日本三大長谷観音の一つと言われています。(←いや、全く知りませんでした(笑))
しかも木造だと日本で2番目にでかいとか……(真相はしらべてません(笑))
鎌倉市にある大仏は、何となく知ってはいるんですが….
こんな(←失礼)ところにもあったんですね。
「知るは楽しみ」といいますが……..
バイクに乗っていなければ、多分決して訪れる場所ではありませんでした。
本当に僕のバイクは、いろんなところに僕を連れて行ってくれます。
ありがたい限りです。
これだけ読めば、内容がわかる目次
長谷寺の境内と大仏をみる(拝観無料です。)
看板があって、専用の駐車場があります。
来訪される方が、ひっきりなしに訪れていました。
駐車場から遠いのかな~と思いましたが、歩いて5分かかりませんでした。
この坂(50mくらい)を登りきるとお寺があります。
巨大な大仏殿が見えてきます。
しかも2層には欄干が巡っており桟唐戸の開口部 うまくいけば
外から大仏が尊顔できるようになっているのかな~??
【ご尊顔!!】
十一面観世音菩薩さまは、
杉の寄せ木造りで金箔の身の丈二丈六尺(約9m)の木彫仏
とても気品のある仏像ですね。
フラッシュ禁止とか、撮影禁止の看板もなく…….
あまりにも、荘厳すぎて悪さをする人もいないのでしょう。
参拝される方々は、皆さん礼儀正しかったのが印象的です。
しかし、デカい(笑)
外からは観音像は見えないのですが、
木戸を開けると、目の前に巨大な観音立像がどーんという感じで迫ってきますので、
その大きさに圧倒されます。
参拝料をとってもおかしくないレベルなんですが、無料
この迫力、ぜひ一度お試しを!
「赤田の大仏」とは、その歴史
この長谷寺は、1775年に亀田藩の僧、是山泰覚により創建された寺院で、大仏殿等の建設は、当時としても稀に見る大工事だったと考えられています。
その当時の時代背景として、人々は長期にわたって貧困や飢饉等に苦しんでいましたが、この大工事には、そんな苦しさを終わらせ、明るい方向へ導いてほしいという、人々の強い祈りが込められているのでしょう。
1784年には奈良県桜井市の真言宗豊山派総本山長谷寺にある本尊と同じ木から掘り出されたという小仏を胎内仏として、十一面観音立像の制作が始まり、その二年後に完成しました。
1888年に堂塔伽藍の全てが火事で焼失しましたが、4年後に観音像が再建、さらに9年後に本堂が再建されました。大仏殿は自由に参拝することが出来、その内部の扉絵には三十六歌仙の人物画なども描かれています。
屋根が二重構造になっている事から、一見二階建てのように見える大仏殿ですが、実は吹き抜けになっており、二階は存在していません。
観音様の装飾もさることながら、大仏殿の外観にも随所に彫刻などが施され、しっかりと観音様を守っています。
参考資料
現地説明看板
『本荘市史』
『赤田遺産』赤田地名研究会
『赤田観音霊場』赤田地名研究会
「赤田の大仏」アクセスは?
赤田の大仏は、
住所:〒015-0023 秋田県由利本荘市赤田上田表115
長谷寺
県道69号線沿いにあります。道路標識やカーナビなど案内に従うとすぐに見つけることができます。
赤田の巨大木造大仏まとめ
羽後本荘駅と岩谷駅の中間くらいの場所から山方向に行ったところで、バスもありますが車でいくほうが無難です。
巨大な仏像のスタンディングスタチュー(立ってる仏像)
…….なぜか英語使ってみました(笑)
拝観無料、および撮影可能と太っ腹。
火気厳禁の貼り紙はありますが、フラッシュ禁止の注意書きもありません。
鎌倉や奈良の大仏にはない緩さ(おおらかさ)は感涙モノです。(ディスってません念のため)
是非近くで見てください。
木造でこれほど大きな仏像は迫力があります。
近くには「千体地蔵」もあるそーで、こちらは別の機会に…………
(イボ取地蔵で有名な、千体観音像へは車で30分くらいです。)
楽しみに待っててください。
千体地蔵の記事はこちら↓ あわせて読んでください。
イボ取り地蔵さんです。
「折渡千体地蔵」秋田の心霊orパワースポット?バイクで行ってきた⇒
また、本荘市周辺は、温泉もあります。
観光がてら、どうぞ
<プロモーション>