夏油温泉 元湯夏湯へ行ってきました。
岩手県北上市和賀町岩崎新田にあります。
随分前に夏油スキー場に行ったことは有りますが、
今回本当に、久しぶりの訪問
ましてや温泉は初めてです。
昔ながらの湯治宿、秘湯の宿です。
行ってみるとわかりますが、夏油スキー場を過ぎて、山の中の道を
走る事になります。
この道が凄い^^
舗装はそれなりにされてはいますが、車一台がやっと通れる道や
ガードレールのない、崖の道やら、いろんな意味ですごい道を通ってたどり着く温泉です。
高いところが苦手な僕は、マジでビビりながら走ってました。
下は崖です。^^
運転操作まちがえると、とんでもない事になります。
自然と力が入ります。
さて、夏油温泉 元湯夏湯の話
露天風呂は5つあり、女性専用は時間帯によって別れましたが基本混浴です。
山奥の一軒宿といった感じで,しゃれた感じではなくありませんが、
本当の意味での秘湯を味わう事のできる温泉。
こんな感じの、すばらしい温泉でした。
まずは、始まり、はじまり~
と、その前に”げとう”という言葉の響きがどうしても、気になったので
調べてみました。
夏油温泉 由来
夏油温泉は駒ヶ岳の西郷にあるところから、古くは獄(岳)の場」とも言われておりました。
‘ゲトウ”という名前については、アイヌ語の「グット・オ」(崖のあるところ)からきており、冬は豪雪のため利用できなくなるところから、「夏湯(げとう)」と言われ、お湯が夏の日差しでユラユラと油のように見えたので、後に「湯」が「油」になったと伝えれています。
また、古い文献には鬼にまつわる伝説もあります。昔、源頼光の四天王の一人、渡辺綱が鬼の片腕を切り落とした。 その腕を箱に収め自室にいると、叔母に化身した鬼が訪ねてきて、 やにわに片腕をつかんで逃げ去った
歌舞伎の「茨木(いばらぎ)」でも知られている奇妙な物語ですが、後日鬼は夏油のゆで片腕をつなぎ、うまく元に戻すことができたということです。鬼、つまり外道の怪を効験著しい場と結びつけて夏油というようになったとのことです。
発見由来については、平家の落人の末裔であるマタギの高橋四郎左ェ門が、傷ついた白猿を追ったところ、大湯でいやしている姿を見て発見したと、白猿発見伝説で語られています。
(出典元 夏油温泉 元湯夏湯 公式HP http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/onsen.htmlより)
アイヌ語の「グット・オ」(崖のあるところ)が由来だったんですね。
そして、驚いた事に 岩手の藤三旅館に続き、また白猿が温泉を発見してます。
岩手には有能な猿が多かったんですね^^
これだけ読めば、内容がわかる目次
夏油温泉 元湯夏湯の温泉はこんなところ
元湯夏油について、玄関でお金を払うと
館内の見取り図を渡されて、係の方が館内を説明してくれます。
基本混浴ですが、時間帯によって、女性専用の時間があり、その時間は男性は入湯できません。
玄関からすぐ右の渡り廊下 ここから靴を脱いで、露天風呂へ向かいます。
湯治場ですので、自炊のお客さんが泊まる棟
なかなかいい雰囲気です。
真湯との看板があります。
とりあえず看板通りに、露天風呂を目指します。
歩いて2.3分で建物が見えてきました。
営業期間は、例年5月上旬から11月中旬までの約半年間だけ。
冬場は温泉に至る山道が豪雪で通行止めになります。
女の湯も 冬の豪雪で屋根と橋が壊され、復旧中との事。
山深いロケーションに加え、入湯できる期間が限られていることが「秘湯」と呼ばれるゆえんです。
この川に掛けられていた橋の残骸が、少し痛々しいです。(TT)
露天風呂内は撮影禁止なので、
公式HPより、写真をお借りしました。
真湯
女性時間あり 泉温/47.9℃
泉質/ナトリウム・カルシウム塩化物泉
適応症/きりきず・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病
(画像出典元:夏油温泉 元湯夏湯 公式HP http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/onsen.htmlより)
どうしても、露天風呂の詳細を見たい方は、こちらへジャンプしてください。↓
”じゃらん”や”楽天トラベル”には、画像が提供されています。
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壊れていなければ”女の湯”はこんな感じの露天風呂です。
女の湯(今は壊れています)
(画像出典元:夏油温泉 元湯夏湯 公式HP http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/onsen.htmlより)
温泉は全て100%源泉掛け流しとなっていました。
全ての露天風呂は温泉が発見されて以来、
湯船そのものが源泉であり湯船の底、もしくは脇からこんこんと湧き出ています。
(湯元から、パイプで温泉を引いて来るのではなく、湯船の底から湧いている温泉)
川を渡っての露天風呂、入りたかったな~
早い復旧を祈っています。
大湯を堪能して、次は大湯へ向かいます。(徒歩で行けます)
夏油温泉 元湯夏湯 大湯&滝湯&疝気の湯
大湯へは、約50メートルほど
ここは、丸太小屋を通ると(女性専用の”滝の湯”です。)
すぐに大湯が見えてきます。
こちらも、浴槽は撮影禁止でしたので、
ホームページより画像をお借りしました。
大湯
(画像出典元 元湯夏油公式hp http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/onsen.html より)
大湯にいたっては、僕にとってお湯の温度が熱すぎて、入れませんでした。^^
45度c位あるんじゃないでしょうか?
そして疝気の湯
(画像出典元 元湯夏油公式hp http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/onsen.html より)
こちらは、ちょうど良い湯加減。
たまたま、ご一緒した常連さんから聞いた話では、
雨が降るとお湯の温度は下がるそうです。
湯舟そのものが源泉、一切お湯に手を加えていないので、季節によって(天候によって)
温度が変わるのを、楽しむ事が出来る温泉なんですね。
50M位先に、先ほど言った女の湯の建物が見えます。
僕が行った日は、前日に雨が降ったせいで川が増水していましたが、
常連さんの話では、川のヘリを下って、真湯の方へ行けるとか。
内湯もあったんですが、今回は時間が無くて入れませんでした。(TT)
どちらも、次回トライしてみます。
温泉の画像が、楽天やじゃらんに提供されていますので、
気になる方はこちらで、詳細を見てください↓
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夏油温泉 元湯夏湯アクセス 駐車場
住所 岩手県北上市和賀町岩崎新田1地割22
TEl 090-5834-5151
非常にのどかでいい天気でした。
冬は閉鎖されるほどの、自然豊かな温泉。
湯治客用の施設です。
夏油温泉 元湯夏湯食堂で蕎麦を食べる
温泉に入って、お腹が減ったので、元湯夏湯食堂で食事をとる事にしました。
僕が食べたのは、これ
もとゆげとう特選ランチや、イワナ塩焼き定食にかなり後ろ髪惹かれたんですが、
温泉の後は、なぜか蕎麦が食いたくなる衝動を抑えきれず……^^
天ぷらサクサクで、お蕎麦も美味しいです。
夏油温泉 元湯夏湯食堂注意事項
時間に制約がありますので、ご注意ください。
食券制です。
50人は入れそうな、大きな食堂です。
ご家族連れでも、ゆっくり出来るスペースがある、食堂でした。
夏油温泉 元湯夏湯食堂 まとめ
要所、要所にコインロッカーが設置されていて、日帰り客にも優しいですね。
玄関に入ると、すぐにロビーがあります。
建物の横には、大きな木と祠が舞ってありました。
夏油温泉 元湯夏湯へ行く際には、運転十分気を付けてください。
マジで山道の道路の狭さと、高さには、ビビりますが、温泉は最高です。
冬は閉鎖される温泉。
あの山道の道路ならば、仕方ないでしょうねえ。
雪が降る前に、秘湯温泉を楽しみましょう!!
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